OKセパ

塩害対策用 エポキシ薄膜塗装セパレーター

OKセパ
  • 高耐食性エポキシ樹脂を塗装した防錆セパレーター。
  • Pコンのねじが通る薄膜塗装。
  • 塩水噴霧試験1000時間達成。
  • コンクリートのかぶりを確保できるロングPコンの代替に。
サイズ W5/16 W3/8 W1/2 W5/8
グレー

PAT NO.5676159 / NETIS登録:KT-100045-VE
震災復旧復興支援登録済 / 東京都港湾局 新材料・新工法登録No.23002

「OKセパ」はコンクリート構造物の品質確保及び向上を目的として、亜鉛とエポキシ樹脂を主成分とした高耐食性表面処理塗装を施したセパレーターです。
従来のセパレーターと同形状ですので、安心してお使いいただけます。塩害対策の新提案としてOKセパを是非ご使用ください。

OKセパの特長

  • 塩害からセパレーターの腐食を守り、コンクリート構造物への悪影響を最小限に抑えます。
  • ロングPコンを使用した場合と比較し断面欠損および穴埋め処理不良が軽減されます。
  • エポキシ樹脂塗装は、耐薬品性に強く、セパレーターねじ部から全体を確実に保護します。
  • 防錆処理のためモルタル穴埋め材の剥落防止効果があります。
  • 高耐食性表面処理で錆びにくい、剥がれにくい塗膜を実現しています。
  • OKセパのネジ部はPコン等にスムーズにセットできます。
  • エポキシ樹脂塗装が異種金属間腐食を最小限に抑えます。

OKセパの構造

OKセパはセパレーターの上にベースコートとトップコートをダブル焼付塗装処理(高耐食性表面処理)した新しいセパレーターです。
かぶり部分に使用するOKセパと通常のセパレーターをジョイントナットで繋ぐ方法を推奨しておりますが、塩害地域においては全塗装を行う現場もございます。
※塗装を行える長さ等詳細についてはお問い合わせください。

OKセパの構造

OKセパの使用例

ロングPコンを使用する場合、かぶりが深いことで鉄筋と接触する恐れがございましたが、かぶり部分をOKセパでまかなうことで、通常Pコンでの施工が可能となります。

OKセパの使用例

用途

塩害対策・地下構造物・浄化場・下水処理場・汚水浄化槽・耐震補強(RC巻立て)・水槽 等

OKセパの性能

中性塩水噴霧試験

OKセパの防錆性能確認のため塩水噴霧試験を埼玉県産業技術総合センター試験室にて実施した。

  1. 試験方法-JIS H8502の7.1に準じて行う
  2. 試料-OKセパW3/8(下地処理+トップコートエポキシ樹脂)
  3. 試験時間-1000時間(最終確認22年6月2日)

【試験条件】
OKセパW3/8にPコン25mmを取り付け型枠供試体を作り、脱型後Pコンを取り外しネジ部及びコンクリート内部の防錆性を確認する。

中性塩水噴霧試験画像

※Pコン取り外し後のネジ部剥がれ及び錆確認のため穴埋めは行っていません

上記の結果、OKセパ先端ねじ部から胴体部分に錆は発生しなかった。これにより、塩分水分がセパを通じて浸入した場合、従来工法と同等以上の防錆効果を確認した。

海中浸漬試験

OKセパ、ヒットコンの防錆性能確認の為 千葉県銚子市外川港岸壁に3個の供試体をロープで吊るし、22年4月9日から7月10日まで90日間(2160時間)浸漬試験を実施した。

中浸漬試験画像

OKセパネジ部及び胴体部分に錆は発生しなかった。その結果、OKセパ、ヒットコンの防錆性能が従来工法以上で有ることを確認した。